この記事では、Ledger Liveの起動時に表示される「Your Operating System version is outdated」というエラーメッセージについてご説明します。
このメッセージは、お使いのPCのオペレーティングシステムが古く、Ledger Liveでサポートされていない場合に表示されることがあります。Ledger Liveのシステム要件は、こちらの記事でご確認いただけます。
古いOSでLedger Liveを使用できない理由
主な理由はセキュリティです。古いオペレーティングシステムの多くは、プロバイダーによって保守されておらず、最新のセキュリティパッチが適用されていません。また、Ledger Liveの新しいバージョンを開発する際に、サポートされていないオペレーティングシステムではテストを行いません。これらのシステムにはセキュリティ上の脆弱性があり、Ledger LiveはこれらのOSでテストされていないため、アプリケーションの安全な機能を保証することはできません。
さらに、OSの最新のセキュリティアップデートを最新の状態に保つことは、Web 3.0アプリケーションで広く使用されているChromiumブラウザの脆弱性を修正するための重要な要件です。
Ledger Liveを安全にご使用になりたい一方で、サポートされているOSをご使用ではない場合は、オペレーティングシステムを更新し、Ledger Liveの要件を満たしていることをご確認ください。
まれに、Windows 10の一部のユーザーでエラーが発生することがあります。この問題の解決方法はこちらです。
- Ledger Liveを閉じる
- Windows + Rを押して、Windowsの実行プロンプトを開く。
-
sysdm.cplと入力し、OKをクリックします。
-
Advancedタブを開き、System PropertiesウィンドウのEnvironment Variablesボタンをクリックします。
- 環境変数ウィンドウは、2つのセクションに分かれています。セクションには、ユーザー固有およびシステム全体の環境変数が表示されます。変数を追加するには、該当するセクションの下にあるNew…ボタンをクリックします。
- New User Variableプロンプトに変数名MOCK_OS_VERSIONと値Windows_NT@10.0.0を入力し、OKをクリック。
- コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力します:setx MOCK_OS_VERSION "Windows_NT@10.0.0"
これが完了すると、PCでLedger Liveを使用可能となります。