Ledger LiveでBitcoin Taprootアカウントを作成する

この記事では、TaprootをBitcoinネットワークにアップグレードすることにより、どのようにLedgerユーザーへ影響するか 、およびLedger LiveでBitcoin Taprootアカウントを作成する方法について説明しています。

Taprootとは?

Taprootは、2017年のSegWit以来、Bitcoinの最新かつ最も重要なネットワークアップグレードです。Taprootは Bitcoinのプロトコルに対する改良のバンドルで構成されています。これらの改善により、Bitcoinのプライバシー、効率性、スマートコントラクトやスクリプティングの機能が向上することが期待されています。Taprootの詳細と、TaprootがどのようにBitcoinを改善するかについてはこちらをご覧ください。

Taprootは、2021年11月14日にブロック高 709,632自動的にアクティブ化しました。

Taprootのアクティベーションはソフトフォークを介して行われました。ソフトフォークとは任意で Bitcoinネットワークのルールを変更するもので、各Bitcoinノードが 承認 する必要があります。幸いにして、Taprootのアップグレードには後方互換性があります 。後方互換性とは、Taprootにアップグレードしたノードが、アップグレードしていないノードとの完全な互換性を維持することです。

LedgerはTaprootを完全にサポートしており、すべてのBitcoinユーザーにその完全な機能を提供しています。

このことによる変化は?

TaprootがLedgerでサポートされるようになったことにより、 新しいタイプのBitcoinアカウント 、TaprootアカウントがLedger Liveで作成できるようになりました。

Taprootアカウントは、Legacy、SegWit、Native SegWitアカウントと並び、利用可能なBitcoinアカウントオプションのリストに加わりました(これらのアカウントタイプの詳細は こちら )。

お使いのLedgerデバイスにもよりますが、Taprootアカウントを作成するには、まず一連のアップデートが必要となります。

Ledger Nano X Ledger Nano S
  1. 通知バナーからLedger Liveをアップデートするか、Ledger LiveのダウンロードページでLedger Liveの最新リリースをダウンロードする。Ledger Liveのアップデート方法を学ぶ。
  2. Ledger Liveを開きNano Xデバイスを接続して Manager(管理)を開く。
  3. Ledgerデバイスがファームウェアバージョン2.0.0以上であることを確認する。そうでない場合は、アップデートを行う。
  4. Bitcoinアプリをバージョン2.0.1アップデートする。
  5. 「アカウント」タブを開き、「+アカウントを追加」ボタンをクリックする。
    「アカウントを追加」ウィンドウが表示される。
  6. ドロップダウンメニューで、 Bitcoin (BTC) を選択し、 「続行」をクリックする。
  7. 「すべてのアドレスの種類を表示」に切り替え、Taprootアカウントを選択し、「アカウントを追加」をクリックして完了する。
    ADD_TAPROOT_ACCOUT.gif

TaprootのアカウントからTaproot以外のアカウントにBitcoinを送ることはできますか?

  • はい。Taprootアカウントは、Taproot以外のアカウントと完全に互換性があります。
  • Taprootのアカウントから、Legacy、SegWit、ネイティブSegwitのアカウントに安全にBTCの送付・受け取りが可能です。

なぜTaprootのアカウントを使用する必要があるのですか?

Taprootアカウントを作成することで、より効率的でプライベートなBitcoin取引を実現できるためです

Taprootは Schnorr(シュノア)署名と呼ばれる、改良クリプトグラフィックを導入しています。シュノア署名を活用したトランザクションは、 Bitcoinブロックで占めるスペースが少なく、検証が容易です。トランザクション費用の大幅な削減にはなりませんが、Taprootユーザーの皆様には、全体的なトランザクション速度がわずかに向上し、手数料がごくわずかに減少したことを実感していただけるでしょう。

プライバシーに関し、TaprootはBitcoin取引のオンチェーンフットプリントを調和させています 。Taprootがない場合、悪意のある者が容易にBitcoinブロックチェーンを観察し、1つのみの署名がなされたトランザクションに「複数の署名(マルチシグ・トランザクション)がある」と伝えることが可能になってしまいます。

マルチシグ・トランザクションは通常、大量のBitcoin保護に使用されるため、そのユーザーは自分のトランザクションがブロックチェーン上で簡単にフラグを立てられないことを望んでいます。

Taprootは任意の数の署名を1つの署名に集約することで、署名の数に関係なく、Bitcoinのブロックチェーン上ですべて同一に見える取引を作成することができます。 Taprootが徐々にBitcoin取引の新しい標準になるにつれ、 すべてのBitcoinユーザーのプライバシーが向上するでしょう。

最後に、Taprootが署名を集約することにより、ライトニングネットワークチャンネルの作成といった複雑なBitcoin取引の作成・実行のコストを削減できるため、Bitcoinのスケール面でも貢献しています。Bitcoinライトニングネットワークの詳細については、こちらからご覧ください。

TaprootとBitcoinのアップデートが続く中、お客様がLedgerデバイスをシームレスにご利用いただけるよう、当社では引き続き、安全で透明性の高い情報を提供していきます。

その他の情報については、@Ledger@LedgerSupportをフォローしてください。

この記事は役に立ちましたか?