Memo(メモ)あるいは宛先タグとは、中央集権型取引所のXRP/XLM/ATOM/HBARアドレスの後ろにある転送先を特定できる追加のアドレスプロパティ(数字および/または文字列)です。
どの暗号資産がLedger Liveのタグ機能を使用していますか?
次の資産が、Ledger Liveでこのタグシステムを使用しています。
暗号資産 | 機能名 | フォーマット |
---|---|---|
XRP(XRP) | 宛先タグ | 数字のみ |
Stellar(XLM) | メモタグ | 文字列および数値 |
Cosmos(ATOM) | メモタグ | 数字のみ |
Crypto.org (CRO) | メモタグ | |
Hedera Hashgraph (HBAR) | メモタグ | 数字のみ |
Memo/宛先タグはコインを中央集中型取引所(Coinbaseなど)に送る際に入力を要求されます。多くの取引所では、入金に1つまたは少数の受取アドレスしか使用していません。したがって、受け取った資産をどのアカウントにクレジットすべきかを判断するタグやメモが必要となります。
そのため、重要なことは、Ledgerウォレットから暗号資産取引所に資金を送る際にタグを追加することです。これにより、取引所に資産を正しく送付できます。
XRP/XLM/ATOM/HBARを取引所からLedger Liveで取得したアドレスに送信する場合、特定のタグを付ける必要はありません。アドレスはお客様により管理されているので、Ledger Live上の資金は自動的にアドレスに表示されます。
一部の取引所では、資産を引き出す際にタグを入力する必要がある場合もあります。
そのような場合は、資金を受け取るための特定の番号を必要とせず、任意のタグ(例えば0から4294967295までのランダムな番号)を選ぶことができます。
このような状況でも、取引所はお客様の資産を受け取り、アドレスに保管されます。ただし、取引を特定し、その取引を取引所のアカウントに割り当てることはできません。
ブロックチェーン上の取引は取り消すことができないため、Ledgerはこの状況においてはお客様をお手伝いすることができません。唯一の解決策としては、利用した取引所のサポートに連絡し、お客様ご自身が預金の送付者である確認を行うことです。