この記事では、Ledgerデバイスを使ってEthereum (ETH)アプリでブラインド署名を有効にする方法を紹介します。
ブラインド署名は以前、コントラクトデータと呼ばれていました。なお、コントラクトデータとブラインド署名は、名称が変わっただけで同じ機能です。
ブラインド署名はどのような場合に有効にする必要がありますか?
- スマートコントラクトを含むトランザクションに署名するには、ブラインド署名を有効にする必要があります。
- たとえば、MetaMaskを通じてEthereum dAppを使用する場合は、ブラインド署名を有効にする必要があります。
- ただし、Ledger Liveの「Discover」タブで利用可能なdAppを使用する際には、ブラインド署名を有効にする必要はありません。
ブラインド署名を有効にする
- Ledgerデバイスを接続してロック解除を行う。
- Ethereum (ETH)アプリを開く。
- 右ボタンを押して「Settings」に移動する。両方のボタンを押して確定する。
Ledgerデバイスに「Blind Signing」と表示される。 - 両方のボタンを押して、トランザクションのブラインド署名を有効にする。
デバイスに「Enabled」と表示される。これで完了です。
事前準備
- ブランド署名の有効化は、スマートコントラクトを含むトランザクション(例:分散型取引所でのトークンスワップなど)に署名する場合にのみ必要となる高度な機能です。
- 使用後は、ブラインド署名を無効に戻すことをお勧めします。
- ブラインド署名は、ファームウェアのアップデート後、またはEthereum (ETH) アプリのアップデート後に自動的に無効になりますのでご注意ください。
- Ledger Liveの「My Ledger」からアプリを手動でアップデートした場合や、アプリの再インストールが必要となるファームウェアのアップデート後に発生する可能性があります。上記の手順を実行することで、必要に応じてブラインド署名を再び有効にできます。