この記事では、Ethereum Classic (ETC) コインを誤ってLedger Ethereum (ETH) アカウントに送付してしまった場合のコインへのアクセス方法についてご説明します。
詳細については、Ethereum Classicのウォレットをご確認ください。
重要なお知らせ
- このチュートリアルは、復元目的のみで使用してください。Ledger Ethereum (ETH) アカウントにETHコインを保管する際に推奨されている方法は、こちらをご覧ください。
- このチュートリアルでは、Ethereumアプリの特別バージョンであるEth recoveryアプリと呼ばれるものを使用しており、これはLedger Liveの「My Ledger」からLedgerデバイスにインストールできます。Eth recoveryアプリをダウンロードするには、Ledger Liveの試験的設定でデベロッパー(開発者)モードを有効にする必要があります。以下で有効にする方法をご確認ください
事前準備
- Brave、Google Chrome、またはFirefoxブラウザを使用する。
- Ledger Liveを開き、Ethereum Classic (ETH) アカウントを作成する。
- Eth recoveryアプリの設定でブラインド署名が有効になっていることを確認する。詳細はこちら
- Ledger Ethereum Classic (ETH) アカウントを使用して、デポジット(入金)アドレスを作成する。
Eth recoveryアプリをLedgerデバイスにインストールする。
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Ledger Liveを開き、「設定」→「試験的機能」に移動し、「デベロッパーモード」を有効にする。
- 「My Ledger」に移動し、Eth recoveryアプリをインストールする。
- Ledger Liveを閉じる。
- LedgerデバイスでEth recoveryアプリに移動し、両ボタンを同時に押して開く。
Ledgerデバイスに「This is a recovery tool(これは復元ツールです)」と表示されます。
MyCryptoからETCアカウントにアクセスする
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MyCryptoのウェブサイトにアクセスする。
- Fully CompatibleセクションからLedgerをクリックする。
- Ethereum Classicネットワークを選択し、「Continue(続行)」をクリックする。
- Ledgerデバイスが接続されていて、ETH recoveryが開いていることを確認する。
- 「Connect to Ledger Wallet(Ledger Walletに接続)」をクリックする。
- 「Select an account(アカウントを選択)」ページで、「Add a custom derivation path(カスタム派生パスを追加)」をクリックする。
- ラベルをETHまたはその他の名前に設定し、派生パスm/44'/60'/0'/0を設定し、「Add DPath(DPathを追加)」をクリックする。
- 追加されたら、「Select an account(アカウントを選択)」ページで、新しいカスタム派生パスを選択する。
ETHアドレスを有するEthereum Classicアカウントは、見つかったアドレスのリストに、DPATH m/44'/60'/0'/0で表示されるはずです。 - (1)見つかったアカウントを選択し、(2)「Add 1 account(1つアカウントを追加)」をクリックする。
残高(Balance)のあるダッシュボードが表示されます。 - 「Send」に移動する。
- Ledger LiveのLedger Ethereum Classic (ETC) デポジットアドレスを、MyCryptoの受取人アドレスフィールドに貼り付ける。
- 「Next」をクリックする。
- Ledgerデバイスでトランザクションを確定する。
トランザクションが処理されると、ETCが、Ledger LiveのEthereum Classic (ETC) アカウントに表示されます。