初心者のための暗号資産とブロックチェーン(A〜Z)
Account (アカウント)Ledger Liveで使用される。アカウントを使って暗号資産残高を確認したり、受け取りの際に必要なアドレスの作成が可能。 |
Address (アドレス)ブロックチェーンで保護された、ウォレットを表す文字列(通常はアルファベットと数字)。暗号資産を受け取る際、アドレスは第三者と安全に共有することができる。 |
Airdrop(エアドロップ)コインやトークンをウォレットのアドレスに送り、認識を促したり、供給を分配させたりする流通の仕組みのこと。ダスティング攻撃と誤解しないように注意してください。 |
BEP2Binance Chainで発行・保護されたトークンのこと。BEP20と混同しないように注意してください。 |
BEP20Binance Smart Chainで発行・確保されたトークンのこと。BEP2と混同しないように注意してください。 |
Binance Chainバイナンスが2019年に、自社の取引業務を分散化する計画で立ち上げたブロックチェーンのこと。Binance Chainは、BEP2トークンの発行と送金をサポートしている。 |
Binance Smart Chainバイナンスが2020年に立ち上げたスマートコントラクトブロックチェーンのこと。Ethereumに似ているが、プルーフ・オブ・ステークで動作し、トランザクション時間が高速になるよう最適化されている。Binance Smart Chainは、BEP20トークンの発行と送付もサポートしている。 |
BIPBitcoin Improvement Proposal(ビットコイン改善提案)の略で、Bitcoinのプロトコルに変更を提案するための標準的な方法。 |
BIP39シードを、一連の12/18/24単語に変換することで簡単に覚えられるように標準化された手法。 |
Bitcoin(ビットコイン)世界初の分散型暗号資産。Bitcoinは、二重支払いの問題を解決するP2P(peer-to-peer:ピア・ツー・ピア)の電子現金ステムとして2009年に開始。 |
Block(ブロック)ブロックチェーンに記録されている暗号資産取引の1つのまとまり。 |
Block time(ブロックタイム)暗号資産ネットワーク上で、新しいブロックが確定するまでにかかる平均時間。Bitcoinで新しいブロックが生成されるまでにかかる時間は、平均で約10分。 |
Blockchain(ブロックチェーン)透明性、堅牢性、分散型に特化したデータ構造のこと。 |
Coin(コイン)暗号資産ネットワークのネイティブな暗号資産。例:ETHは、Ethereum(イーサリアム)ネットワークのネイティブコイン。BTCは、Bitcoin(ビットコイン)ネットワークのネイティブコインである。トークンと混同しないように注意してください。 |
Cold wallet(コールドウォレット)秘密鍵をオフラインで保管する暗号資産ウォレットの一種。コールドウォレットは、暗号資産を保管する上で最も安全な形態です。Ledgerデバイスは、コールドウォレットのカテゴリーに属します。 |
Confirmation(承認)ブロックに含まれているトランザクションは、承認されたとみなされる。後続の各ブロックは別の承認であり、トランザクションのファイナリティを向上させる。 |
Countervalue(カウンターバリュー )法定通貨、または別の暗号資産で表される暗号通貨の価値。 |
DApp(自律分散型アプリケーション)暗号資産ネットワークに接続し、スマートコントラクトを実行することができるアプリのこと。 |
DeFi(分散型金融)DeFi(分散型金融)は、資金管理をブロックチェーンのインフラ上で再構築するためのオープンソースプロジェクト。反対語はCeFi(集権型金融システム)。 |
Derivation Path(派生パス)指数に似たデータで、鍵のツリーの中で特定の鍵をどのように導き出すかを、Ledgerデバイスに伝えるもの。 |
DEX(分散型取引所)DEX(分散型取引所)は、暗号資産のためのノンカストディアルのマーケットプレイス。DEXのユーザーは、第三者機関に資産を預けることなく、ウォレットからウォレットへと直接暗号資産を交換することができます。 |
Digital Signature(デジタル署名)アカウントあるいはアドレスに保管されている暗号資産を使用するために必要なデータの一部。従来の手書きの署名とは異なり、デジタル署名は人ではなく秘密鍵と結びついている。 |
ERC20トークンEthereumネットワークで発行・保護されたトークン。BEP20と混同しないように注意してください。 |
Ether (ETH)Ethereumのネイティブ暗号通貨。ガス料金の支払いや価値の保存手段としても利用可能。 |
Ethereum(イーサリアム)2015年に開始されたスマートコントラクトブロックチェーン。現在、暗号資産における最大のDeFiエコシステムの本拠地。 |
Exchange(取引所)暗号通貨の売買ができる場所のこと。一部の取引所では、デリバティブ取引、ステーキング、カストディ業務などの追加サービスを提供している。暗号資産取引所には、集中型(CEX)と分散型(DEX)がある。CEXのユーザーは、取引をする前に資産を取引所に預ける必要があり、DEXではLedgerウォレットから直接取引ができる。 |
Explorer(エクスプローラー)ブロックチェーンを視覚的に表したもの。取引を追跡したり、アカウントやアドレスを調べたりするのに便利。 |
Fiat currency(法定通貨、フィアット通貨)政府が発行し、施行した通貨のこと(例:米ドル、ユーロ、中国元など)。 |
Finality(ファイナリティ)暗号資産取引が取り消されないことを確率的に保証するもの。 |
Gas(ガス)ガスは、Ethereum(イーサリアム)等のブロックチェーンを動かすデジタル燃料のようなもの。具体的には、ガスとは特定の暗号資産トランザクションを実行するのに必要な計算ステップ数を測定する単位。複雑なステップであればあるほど、より多くのガスが必要になる。 |
Gas limit(ガスリミット)ユーザーが特定のトランザクションを実行するために支払ってもよいと考えるガスの単位の最大量。ガスリミットを低く設定しすぎると、特定の複雑なトランザクションが「ガス切れ」を起こして失敗する。 |
Gas price (ガス価格)ユーザーが1ユニットのガスに対して支払うことのできる価格。ガス価格は通常、暗号資産ネットワークのネイティブ暗号通貨で支払われる。例:Ethereum(イーサリアム)のガスは常にETHで支払う。 |
Gwei暗号資産Ethe(ETH)の最小単位。1gwei=0.000000001 ETH。 |
Halving (半減期)Bitcoinおよび類似した暗号資産ネットワークにハードコーディングされているブロック報酬を自動的に50%削減すること。Bitcoinでは、210,000ブロック採掘されるごと(およそ4年ごと)、あるいは21,000,000 Bitcoinが採掘された場合に半減期になる。現在のBitcoinのブロック報酬は、採掘ブロックあたり6.25BTC。 |
Hard Fork (ハードフォーク)以前のルールと互換性のない、暗号資産ネットワークのルール変更のこと。ハードフォークではネットワークが分裂し、競合する暗号資産が誕生する可能性がある。 |
Hash (ハッシュ)ハッシュ関数によって返される価値で、通常は固定サイズの文字と数字の文字列。 |
Hash Function (ハッシュ関数)任意のサイズのデータを固定サイズのハッシュにマッピングするために使用できる数学的な一方向性関数(例えば、SHA256など)。同じ入力であれば、常に同じハッシュが生成されます。 |
Hierarchical deterministic(HD)ウォレットLedger Nanoデバイスを含む暗号資産ウォレットのカテゴリーのこと。HD(階層的決定性)ウォレットはシードと呼ばれる乱数を作成し、そのシードを使って、ツリー状に整理された非常に多くの秘密鍵を導き出す。秘密鍵は暗号資産の保護に使用されており、デバイスのセキュアエレメントに保有されている。 |
Hot wallet (ホットウォレット)インターネットに接続された暗号資産ウォレットの一種。ホットウォレットは一般的に、コールドウォレットよりも安全性が劣る。コールドウォレットと混同しないように注意してください。 |
Lightning Network (ライトニングネットワーク)Bitcoinのスケーリングソリューション。Bitcoinブロックチェーンの上に構築されたオーバーレイネットワークで構成されており、Bitcoinブロックチェーンによって保護されている。ライトニングネットワークでは、ライトニング互換性ウォレット間の取引を超高速で行うことができる。 |
Liquidity (流動性)市場の深さを示す尺度。通常、流動性の高い市場は低い市場に比べ、より良い価格を提供し、より大きな売買注文に対応することができます。 |
MetaMask (メタマスク )EthereumやBinance Smart Chain、Avalancheなどのネットワーク上のdAppと併用できるように特別に設計された人気の暗号資産ウォレットアプリです。また、Ledger Liveアプリの代替としてもご利用いただけます。 |
Migration (マイグレーション)スワップとも呼ばれるマイグレーションは、暗号資産が新しいブロックチェーンに展開されたり、同じブロックチェーンの新しいアドレスに移動されたりする際に起こる。マイグレーションの際には、一般的に、古い暗号資産の保有者が新しい暗号資産にスワップする必要がある。 |
Miner (採掘者/マイナー)暗号資産ネットワーク上の取引を整理・処理する民間の営利企業または個人のこと。 |
Mining (マイニング)暗号資産取引をブロックにまとめ、難しい数学的パズルを解いて、そのブロックを他のネットワークに受け入れられるようにする作業のこと。Bitcoinのマイニングには、多くの専用機器が必要。 |
NFTブロックチェーンネットワーク上で、固有のものを暗号資産として表現する方法。Ethereumでは、ERC721規格というルールに基づいてNFTが作成され、送付される。 |
Node (ノード)一般的には、データの作成、受信、送信が可能なネットワーク内の接続点のこと。暗号資産ネットワークでは、ノードがネットワーク取引履歴の一部または全部を保有することもある。 |
Nonce (ナンス)特定の暗号資産アカウントで実行された取引数を追跡するデジタルカウンターのこと。 |
Passphrase (パスフレーズ)Ledgerのユーザーが利用できる、オプションのセキュリティ機能。パスフレーズは、セキュリティを強化するためにリカバリーフレーズの25番目の単語として機能する。パスフレーズを失うと、リカバリーフレーズも失われる。 |
PINコードLedgerデバイスへのアクセスを保護する4~8桁の番号のこと。間違ったPINコードをデバイスに3回に入力すると、工場出荷時の初期設定にリセットされる。リカバリーフレーズやパスフレーズと混同しないように注意してください。 |
Privacy (プライバシー)お客様の個人情報を保持・保護する権利のこと。 |
Hot wallet (ホットウォレット)インターネットに接続された暗号資産ウォレットの一種。ホットウォレットは一般的に、コールドウォレットよりも安全性が劣る。 |
Private key (秘密鍵)特定の暗号資産アドレスまたはアカウントからの支出をコントロールする、決まったサイズの文字列のこと。アカウントやアドレスの秘密鍵を持つ誰もが、保有資産を使用する取引に署名することができる。公開鍵と混同しないように注意してください。 |
POS (Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク))専用のハードウェアを動かすのではなく、コインをステーキングすることでマイニングを行うコンセンサス・メカニズムのこと。プルーフ・オブ・ワークと混同しないように注意してください。 |
POW (Proof of Work :プルーフ・オブ・ワーク)専用のハードウェアを稼働させてマイニングを行うコンセンサスメカニズムのこと。プルーフ・オブ・ステークと混同しないように注意してください。 |
Public key (公開鍵)秘密鍵から算出される固定サイズの文字列のこと。秘密鍵により作成された署名の認証に使用されます。 |
Recovery phrase (リカバリーフレーズ)ニーモニックフレーズとしても知られるリカバリーフレーズは、新しいLedgerデバイスのセットアップ時に作成される一連の24単語のこと。各々のリカバリーワードはすべて、BIP39リストと呼ばれる標準化されたリストからランダムに選ばれます。リカバリーフレーズは、秘密鍵を算出するためのシードと呼ばれる乱数を符号化したものです。リカバリーフレーズを知る人は、そのフレーズで保護された資産にアクセスができるため、フレーズを安全に保管することが重要です。 |
Satoshi Nakamoto (サトシ・ナカモト)Bitcoinの匿名の生みの親。2011年、サトシ氏はBitcoinのプロジェクトから撤退しました。 |
Secure Element (セキュアエレメント)すべてのLedgerデバイスに搭載されている安全なマイクロチップのこと。セキュアエレメントの主な機能は、お客様のシードと秘密鍵を安全に保有することです。 |
Seed (シード)お使いのLedgerデバイスで作成され、人間が読めるリカバリーフレーズに変換された乱数のこと。シードはマスター秘密鍵の派生に使用され、その後、コインを保護する子秘密鍵の派生に使用されます。リカバリーフレーズと混同しないように注意してください。 |
SegWit (セグウィット)Bitcoin (ビットコイン)ブロックの構築方法を変更した、議論の余地があるとされるソフトフォークのこと。このアップグレードによる効果的な結果としては、ブロックがわずかに大きくなり、ライトニングネットワークの構築を可能にしていたバグが取り除かれた。 |
Sidechain (サイドチェーン)親(通常はより大きな)暗号資産ネットワークからセキュリティを得る暗号資産ネットワークのこと。例:Liquidネットワークは、Bitcoinネットワークのサイドチェーン。 |
Smart contract (スマートコントラクト)複雑なビジネスロジック(xの場合y)の自動実行を可能にし、価値の移転をプログラム可能にする、ブロックチェーンに格納されたコードの一部のこと。 |
Soft fork (ソフトフォーク)以前のルールと互換性がある、暗号資産ネットワークのルール変更のこと。ソフトフォークは、Bitcoinのプロトコルをアップグレードするのに好ましい方法。ハードフォークと混同しないように注意してください。 |
Stake (貸出・ステーキング)報酬と引き換えに暗号資産ネットワークにサービス(流動性提供、コンセンサス)を提供するために、一定量の暗号資金をロックすること。 |
Swap (スワップ)ある暗号資産を別の暗号資産に交換すること。スワップは、同じ暗号資産ネットワーク内でも、異なるネットワーク間(アトミックスワップ)でも可能。 |
Token (トークン)既存の暗号資産ネットワーク上で発行される暗号資産のこと。トークンは、その発行元である暗号資産ネットワークによって保護されています。 |
Transaction (トランザクション・取引)2つの暗号資産アカウント間の価値の移転をコード化するデジタルメッセージのこと。 |
TRC10/TRC20トークンTRONネットワークで発行され、保護されたトークンのこと。BEP20やERC20トークンと混同しないでください。 |
TxidトランザクションID(txid)とは、暗号資産ネットワーク上で実行される取引のハッシュのこと。Txidは、ネットワーク上の資金追跡によく使われる。 |
UTXO未使用トランザクションアウトプット(Unspent Transaction Output)の略。UTXOモデルは、Bitcoinおよび Bitcoinに類似した暗号資産ネットワークで使用されている会計方法。例:Bitcoinでは、LedgerアカウントにBTCが入金されるたびに、Bitcoinアドレスと残高で表される固有のUTXOが作成される。合計BTC残高は、すべてのUTXOの集合体です。 |
XPUB (拡張公開鍵)Ledgerデバイスで作成された公開鍵のツリーを表すデータのこと。xPub(拡張公開鍵)は、Ledgerアカウントに出入りする取引の追跡を記録するのに便利です。xPub(拡張公開鍵)を持っていれば誰でも取引情報を盗み見ることができるので、非公開にしておくことが重要です。 |