Chrome 95アップデートおよび今後のリリースでは、Ledgerデバイスと使用するためのU2F APIは順次非推奨となります。
旧規格のLedgerデバイスの接続を伴うサードパーティ製ウォレットや分散型アプリケーションは、2022年2月のChrome 98リリースで予定されている完全非推奨化時にアクセスできなくなる予定です。詳細はこちら。
影響を受けるサードパーティのウォレットや分散型アプリケーションは、新しい規格に移行する必要があります。MetaMask、Yoroi、MyEtherWalletなどの人気ウォレットはすでにWebHIDやWebUSBでの接続方法を導入しており、将来的に非推奨のU2Fの代替となります。
サードパーティのウォレットに接続する際にU2Fエラーが発生する場合は、この標準の非推奨が原因となっている可能性があります。その場合は、ウォレットのサポートに、既に行った手順説明とエラー画面のスクリーンショットを添付してお知らせください。
解決策
サードパーティのウォレットや分散型アプリケーションの開発者が新しい規格に対応したサービスを追加する予定ですが、別のソリューションでLedgerデバイスを接続することができます。
一部のウォレットでは、ユーザーが手動で接続オプションを選択することが可能です。例えば、サードパーティのウォレットであるCardano (ADA) 用のAdaliteの場合、(まもなく非推奨となる)U2F、WebUSB、WebHIDから選択するオプションがあります。この場合、Ledger デバイスを接続するのに最も安定した方法はWebHID となります。
サードパーティウォレットへの接続中にU2Fエラーが発生した場合は、ウォレットに違う接続方法に切り替えるオプションがあるかどうかを確認し、最優先するオプションとしてWebHIDを選択してください。
または、 Ledger LiveのWalletConnectをご利用ください。WalletConnectは、デスクトップおよびモバイルの分散型アプリケーションと安全に通信を行うためのオープンソースプロトコルです。
サードパーティウォレットでネイティブLedger統合を利用する代わりに、Ledger Live mobileでWalletConnectを使って分散型アプリケーションに接続できます。WalletConnectをLedger Live Mobileで使用する方法についてはこちらの記事を参照してください。