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Ledger LiveでTezos (XTZ) をステーキング

TezosアカウントをLedger Liveでバリデーターにデリゲートすると、Tezosステーキング報酬を獲得することができます。Tezosアカウントをステーキングすることで、Ledgerハードウェアウォレットのセキュリティを活用しつつ、コインの送付や、受け取りが可能です。デリゲートの仕組みはこちら

事前準備

  Ledger Live Desktop(デスクトップ)  Ledger Live Mobile(モバイル)

ビデオによる説明

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手順

  1. 「アカウント」ページの「アカウントを追加」をクリックしてTezosアカウントを追加する。詳細はこちら
  2. アカウントの残高がゼロの場合は、アカウントでコインを受け取る。詳細はこちら
  3. 「ポートフォリオ」「報酬を獲得する」ボタンをクリックする。バナーを閉じてしまった場合は、Tezosアカウントの「デリゲート」セクションからもアクセスできます。

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  4. 表示されている情報の内容を確認したら、「デリゲートして報酬を獲得」をクリックする。

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  5. 「概要」のステップでは、サードパーティのバリデーターがあらかじめランダムで選択されています。

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    • バリデーターを手動で選択する場合は、「選択」をクリックする。ここでバリデーターのアドレスを入力し、カスタムバリデーターを選択することもできます。

      バリデーターの詳細については、Baking Badを確認してください。

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    • 「概要」ステップで、「続行」をクリックする。 
        なお、Tezosの投票権をデリゲートしても、バリデーターから報酬が支払われる保証はありませんのでご注意ください。
  6. Ledgerデバイスで、すべてのデリゲート内容を確認する。
    • Ledgerデバイスを接続して、ロックを解除する。Tezosウォレットアプリを開く。
    • 処理の詳細がすべて正しいことを確認する。カスタムバリデーターの場合は、バリデーターのアドレス(デリゲート)がバリデーターによって提供されたものと完全に同じであることをしっかりと確認してください。
    • 両方のボタンを同時に押して「Accept」を選択し、デリゲートを取り消す場合は「Reject」を選択する。
  7. デリゲート処理が署名され、承認のためにネットワークにブロードキャストされます。最初の報酬は、約40日後に受け取れるようになるはずです。

  最初の40日間が経過しても報酬を受け取れなかった場合

報酬を分配する責任は、バリデーターのみに委ねられています。最初の40日間が経過しても報酬を受け取れていない場合は、選択したバリデーターに連絡する必要があります。バリデーターの詳細については、Baking Badをご確認ください。

バリデーターの変更またはデリゲートの解除

  1. メインメニューのアカウント ページに移動する。
  2. デリゲート済みアカウントをクリックする。
  3. デリゲートセクションの3つの点(⋯)をクリックする。
  4.  バリデーターの変更またはデリゲートの解除を選択する。概要ページが表示されたら、バリデーターを変更、またはデリゲートを解除するかを選択する。
  5. バリデーターを変更したり、デリゲートを解除したりするには、Ledgerデバイス上でそれらの処理を検証、承認する必要があります。

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   Ledger Liveは、KTアカウントのデリゲート管理はサポートしていませんのでご注意ください。KTアカウントからデリゲートした場合は、親TZ1アカウントに資金を送り、もう一度デリデートし直す必要があります。なお、この処理によって報酬が失われることはありません。

  バリデーターを変更すると、ステーキング報酬はどうなりますか?

バリデーターを変更しても、両方のバリデーターが報酬を正しく支払っていれば、ステーキング報酬が失われることはありません。バリデーターAからバリデーターBに変更した場合を考えてみましょう。バリデーターBが報酬の支払いを開始するまでには、約40日間の待機期間が発生します。しかし、バリデーターAはすでに40日間の待機期間後に報酬の支払いを開始していますので、バリデーターBの報酬の支払いが開始するまでの期間中も、バリデーターAは報酬を支払い続けることになります。

Tezosとステーキングの詳細について

デリゲートおよび公開操作

公開

公開操作を行うことで、新しいTezosアカウントの公開アドレスがTezosネットワークに公表されます。他のあらゆるトランザクションが行えるようになる前に、まずこの操作を行う必要があり、0.0025 XTZのコストがかかります。Ledger Liveは、アカウントから初めてコインを送るかデリゲートするときに、自動的に公開操作を作成します。

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デリゲート(委任)

デリゲートは、アカウントの投票権をサードパーティのバリデーターに委任します。投票権は、バリデーターが新しいブロックを生成できる確率を高めます。バリデーターは新しいブロックをベイクしたり、ブロックを承認したりすることで報酬を獲得します。

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デリゲートの解除

デリゲートの解除を行うと、投票権がアカウント自身に返されます。デリゲート操作とよく似ていますが、To(デリゲート先)フィールドが空白である点が異なります。

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デリゲート済みアカウントでコインを送る/受け取る

デリゲート済みアカウントでも、他のアカウントと同じようにコインを送ったり、受け取ったりできます。

  • 受け取ったコインはアカウント残高に追加されます。アカウントがデリゲートされているため、バリデーターに十分なキャパシティがある限り、追加されたコインは自動的にステーキングされます。
  • アカウントから送られたコインは、アカウント残高から差し引かれます。また、送られた金額はステーキングからも外されます。
サードパーティウォレットからの移行

LedgerデバイスでGalleonウォレットを使用していた場合は、以下の点にご注意ください。

  • Ledger Liveは、KTアカウントをサブアカウントとして表示します。Babylon Amendmentにより、Ledger LiveはKTアカウントへのコイン送金も、新しいKTアカウントの作成もサポートしていません。KTアカウントからのコイン送付に対応しています。
  • KTアカウントにコインを送るには、サードパーティのウォレットを使う必要があります。
  • サブアカウント(KTアドレス)の手数料は親アカウント(TZアドレス)が支払うため、常に十分なXTZを保有している必要があります。サブアカウントのトランザクションの支払いに十分な残高がない場合は、別の方法で親アカウントの残高を補充してください。
新しいアカウントに送ると手数料がバーンされる

XTZを新しいTezosアカウントに送ると、アカウントを作成するためのバーン手数料として0.257 XTZのコストが発生します。これは公開操作と似ていますが、送る側が手数料を支払うことになります。

デリゲート超過バリデーター

Ledger Liveでバリデーターがデリゲート超過として表示されている場合、報酬の支払いが推定よりも少なくなる場合があります。各バリデーターには、担保として提供したXTZの量に応じて、デリゲートの最大キャパシティが設定されています。

そのため、デリゲートしているバリデーターの状態やポリシーを定期的にチェックすることが非常に重要です。バリデーターの詳細については、Baking Badを確認してください。

既知の問題

  • 2つのトランザクションを連続してブロードキャストすると、2つ目のトランザクションが失敗する可能性があり、その場合は再試行する必要があります。 
  • トランザクションの詳細ウィンドウに表示される承認数にバグが発生し、極端に大きな数字が表示される場合があります。

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